最高峰の日本酒-残響 Super8-
最高の日本酒
なんて言いましても
味覚も好みも人それぞれ。
決められるはずはないと思います。
が、今回タイトルをあえて
「最高峰の日本酒」
にしたのは、きちんと理由があります。
それは、日本酒の味や値段を大きく左右する一つの指標
「精米歩合」
日本酒を造る過程で、必ずお米を削ります。
玄米の状態が100%
そこからどんどん削っていき
50%削ったお米で造る酒は「大吟醸」と名乗ることが出来ます。
で、今回のお酒は
なんと
8%
精米歩合8%なので、92%削っているのです。
50%のお米で醸した大吟醸より、単純計算すると8倍原価が高くなるわけです。
そんな無謀なチャレンジをしているのが
宮城県の新澤醸造店
最近では食中酒として非常に評価が高い、「伯楽星」
などを醸してる酒蔵です。
その新澤醸造店が造り上げた
「残響」
値段もすーぱーです(苦笑)
それでもアメリカのレストランでは15万円以上で出されてるとか…!
超豪華な化粧箱を開けると
これまた…持つのが怖いくらいの美しいボトル
ちなみに栓はコルクでした。随所に物凄いこだわりを感じます。
そして
恐る恐るグラスにつぎ
手を震わせながら口にすると
……!!!!
なんなんだ、これは!?
口当たりといい、余韻といい、全てが非の付け所が無いほど完璧なバランス。
最後にほのかに残る吟醸香は、桃かさくらんぼか。とにかく、水に限りなく近い。
よく
「水のような日本酒」
という表現をよく聞きますが、この酒ほどその言葉が合うものはない!
ただし、勿論お酒ですので
「うまい、うまい」
と中々のペースで飲んでいたところ
かなり酔いが回ってしまいました…
それを差し置いても、凄い酒です。
※なお、この「残響」の名付け親は、かの福山雅治さんらしいです。