勝酒 -KatsuZake-

全国各地の地酒・日本酒を飲み、紹介するブログです。

春らしいピンクラベル 一白水成 美郷錦

桜がちらほら咲くこの季節。
日本酒も、春らしいラベルのお酒が出回ります。

そんな春の日本酒の中で、選んだのがこちら。
「一白水成 美郷錦」

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山田錦と美山錦を親にもつ「美郷錦」を50%磨き醸したお酒です。

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今注目の秋田でクリアな日本酒をリリースして人気の一白水成ですが、この美郷錦はとにかくジューシー!
口に含んだ瞬間、果実のような香りと酸がいっぱいに広がります。
かといって軽い印象はなく、旨味もたっぷり。
春野菜と合わせるといいかもしれません。

一白水成 純米吟醸 生酒 美郷錦 1800ml

一白水成 純米吟醸 生酒 美郷錦 1800ml


衝撃的なラベル……「澤の花 純米無ろ過生原酒 俺ラベル」

今週の一本。
いつものはせがわ酒店@東京駅グランスタ店でお酒を眺めていると
何やら不気味な……ラベルが。

スペック、値段ともに気になったので購入しました。

澤の花 純米無ろ過生原酒 俺ラベル
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長野県 伴野酒造が醸すこのお酒
なんといってもラベルが……
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どーん(笑)
見事などや顔です。誰だかわかりません。
ラベルの裏を見てみると
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初めて自分で醸したお酒だから
想いいっぱいの「俺」ラベル

……はぁ(苦笑)

気を取り直して、スペックはひとごこち60%の無ろ過生原酒
口に含むと無ろ過生原酒らしい華やか香りが広がります。
しかしそれだけで終わらず、かなりのキレ。辛っ!と言いたくなりそうな後味です。
ラベルだけでなく味も特徴的なお酒ですね。

それにしても、衝撃的なラベルだった(笑)

待望の新酒!仙禽 初槽 直汲み あらばしり

今週の一本

年が明けると、年末の高級酒から一転して新酒が酒屋に並びだします。

昨年の「この日本酒がうまい2015!! サラリーマン利酒師が選ぶベスト3 - 勝酒 -KatsuZake-」で一位に選んだ仙禽からも新酒がリリースされました。

仙禽 初槽 直汲み あらばしり
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ラベルの和紙が特徴的です。

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購入したのは「あらばしり」、酒を絞る最初のほうですので、少し滓が含まれてます。

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なお、仙禽から「初槽」は三種類リリースされており
「あらばしり」のほかに、「中取り」「せめ」と絞りの違いで分けられております。
(4合瓶で数百円の差がありました)

開栓すると、メロンを彷彿とさせる爽やかな吟醸香があふれます。
飲み口も同様に、フレッシュでみずみずしい味わいです。

正月明け早々に、良いお酒と出会えて幸せです(笑)
在庫があれば、残りの「中取り」「せめ」も飲んでみたいですね。

純米酒の部門 堂々の一位!磯自慢 特別純米 雄町

2015年9月に発表されたはせがわ酒店主催の「SAKE COMPETITION2015」

その公開利き酒会に参加しましたが、実は受賞酒で飲めなかった銘柄がありました。

その銘柄が
「磯自慢 特別純米 雄町」
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年末に東京駅ナカのはせがわ酒店に行った際、偶然売られてたので購入しました。

化粧箱裏
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瓶(きちんと金賞受賞の文字)
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お値段は、精米歩合55%の特別純米としてはかなり高額です。おもわず値札を二度見してしまいました。
しかし、純米酒の部門で一位となると、予算度外視で飲みたくなります。

さて、開栓すると即座に香ってくる吟醸香がたまりません。
一口飲んだ瞬間、さらに口の中で吟醸香が広がります。
磯自慢の特徴であるバナナのような香り、そして雄町らしいイチゴに近い香りが絶妙に合わさっています。

これは凄いです、ほんと。
ブルーボトルやエメラルドボトルといった磯自慢の大吟醸に負けないくらいの完成度です。
入手は困難ですが、もし見かけたら是非おすすめしたいお酒です。

燦々と輝くゴールドの「ちえびじん 純米大吟醸 愛山」

今週の一本。
前々回記事にした「鍋島 肥州」と同時に購入しました。
意識したわけではありませんが、九州つながりですね

「ちえびじん 純米大吟醸 愛山」

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大分県の中野酒造が醸す日本酒「ちえびじん」
この中野酒造は明治7年創業とのこと。実に140年以上の歴史がある酒蔵です。

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「ちえびじん」は女将さんの名前からとったそう。
この純米大吟醸 愛山は精米歩合48%、金ピカのラベルが表現する通り豪華なスペックです。

口に含んだ瞬間、愛山らしい酸味が広がります。
グレープフルーツに近い酸味、というのが一番近いでしょうか。

また、鍋島など九州の酒蔵が愛山で醸した日本酒に共通する、特徴ある後味がこのお酒にもあります。
これも文章での表現に苦しむのですが……よくある日本酒感とは少し異なる、舌に残るアルコール感があります。

スモークサーモンやスモークチーズなど、燻製のツマミと相性が良いかな、と思います。

ラベルも派手で目立ちますので、年末年始の一本にいかがでしょうか。

この日本酒がうまい2015!! サラリーマン利酒師が選ぶベスト3

年の瀬が迫ってきました。
ここ1,2年は年間で200銘柄近く日本酒を飲んでおりますが
その中でも「これはすげえっ!」という酒を
毎年勝手に選んでおります。

なお、2014年は
「国権 てふ 純米大吟醸
でした。

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国権



【選定基準】
・(当然ながら)飲んで美味しかった
・コストパフォーマンスが良い(高い酒は当然うまいので)
・良い意味で強く記憶に残った酒

※私の主観なので、公平性は担保しておりません。その点、悪しからず。

さて、今年は1本だけでなくベスト3を発表したいと思います。

3位
「紀土 純米大吟醸

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今年の紀土は大躍進した印象が強く残ってます。
去年に比べ酒質も向上し、かつ素晴らしいコストパフォーマンスが
最大の魅力といっていいでしょう。
その紀土の中でも純米大吟醸は4合瓶で1,500円ほどの値段で
度胆を抜きました。

紀土 純米大吟醸 720ml

紀土 純米大吟醸 720ml


2位
「丸石謹製 純米大吟醸

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恥ずかしながら、SAKE COMPETITION2015の蔵元を囲む会で
初めて知った愛知県の銘柄です。

数多の銘酒がひしめく中、非常に良いバランスの味で
何杯も飲みたくなるお酒でした。

本ブログでも紹介しましたが、今ではネット上に在庫は無く…
もう一度買って飲みたいと、切望する日本酒です。


1位
「仙禽一聲(せんきんいっせい)」

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この日本酒が、堂々の1位です。
栃木を代表する日本酒「仙禽」が
山田錦35%で醸した一本。
口の中に広がる、うっとりするような甘みが
いつまでも余韻として残る。
飲んだ瞬間にぶったまげた日本酒でした。
来年も再び飲みたい、完成されたお酒ですね。

仙禽 純米吟醸 山田錦 火入れ 1800ml

仙禽 純米吟醸 山田錦 火入れ 1800ml


いかがでしたでしょうか。
どちらかというと、有名銘柄ではありませんが
今年飲んだ中では自信を持ってオススメできる日本酒です。

来年はどんな酒に出会えるか、今から楽しみです。

驚異のコスパ!鍋島 肥州

今週の一本。

年末年始の酒を購入しに、金沢文庫の酒屋さんへ。
そこで出会った、今回のお酒。
鍋島で、見たことがないラベル。
そして、価格を見て即、購入を決めました。

「鍋島 肥州
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真っ青なラベルの鍋島。
一升瓶のお値段、なんと1,900円!!
恐るべき安さ。。。

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米は愛山で、60%の精米。
醸造アルコールが入ってます。なので、本醸造にあたります。

肝心のお味は……
思いの外、スッキリした口当たり!柔らかに香る吟醸香と、キレすぎない後味。
うーっ、バランスがよい!これで1,900円はお買得過ぎる!
悪い意味ではなく「鍋島らしさがない」お酒かと思います。
どちらかと言うと、磯自慢の本醸造と似たタイプでしょうかね、コスパ含めて。